ハンガリーでCST感覚統合を学ぶ
6月後半に
ハンガリーへ🇭🇺
クレニオセイクラルセラピー 感覚統合
を学びに行ってきたのですが
感覚統合って何?
と言うお声があります。
正直私もセミナーが始まるまで
感覚統合…?って感じでした。
感覚には
五感があり
視覚
嗅覚
味覚
聴覚
触覚
これに加え
固有受容覚(固有受容器)
平衡感覚
と言ったものがあります。
脳幹の網様体、前庭核の問題となり
これらが過剰に反応したり、無反応だったり
脳でなんらかの異常が起きた時、脳が感覚のメッセージを組織化して他の感覚に接続するのですが、これがスムーズに行われないものを
「感覚統合不全(障害)」
と言います。
消化器系で言えば消化不良を起こしている状態です。
神経インパルスがスムーズに流れ、感覚の処理が行われればいいのですが、神経インパルスが「交通渋滞」を起こしている状態です。
脳が自然と効率良く機能していないと言う事です。
1つのインパルスは1秒間に脳の様々な部分に100万以上に拡がると推測されています。
1つの音、指への一触が同じ瞬間に意識、意味、思考、感情、学習、行動の全てを生み出す事ができるとしめしています。
こうして私が今、この文を書いている瞬間、あなたが今、この文をスマホやパソコンでスクロールするのに画面やマウスに触れている瞬間、神経系の活動は今まさに、生命の全ての瞬間に、私達の誰もが想像するよりも遥かに複雑化されています。
そして、その活動を組織化するのはまさに離れ技なのです。
これらは誰にでも目立たないものはあるのですが
自閉症の子供の約80%が持ち
発達障害・ADHDの子供の約70%が持ち
PTSDなどでも起きてしまいます。
原因は解明されていないのですが
遺伝因子
妊娠中の問題
妊娠前の問題
(妊娠前・中はお酒、タバコ含む)
未熟児
幼少期の頃の長期的な入院や通院
過剰なストレス
出生後の過剰や不十分な刺激
PTSDや虐待
食べ物や大気汚染や水質汚染、電磁波汚染などの環境的影響
などが考えられると言われています。
どのような事が起きるのか?
例えばここに書かないものもたくさんありますが
「冬なのに長袖長ズボンが履けなく半袖半ズボンでいる」
(理由は皮膚が知覚過敏となりくすぐったいなどからなど)
「授業中に先生の話を聞くのに暴れたり、手などをいじったりしていないと聞けない」
(理由は固有受容覚や触覚刺激が入る事で安心する為にこの様な行動を起こす。)
「ある音に過剰に敏感になったり無反応だったり。」
「ある一定の体の部分をぶつける事や転ぶ事で自分の居場所はここにあると認識し安心させる。」
意外だったのがこれが嫌いな人は多いと思いますが
「トマトが嫌いな理由です。」
これも感覚統合不全の可能性があると言う事です。ご興味がある方は施術中やお会計の時に聞いてください。
必ず何らかの身体の理由があるのです。
感覚統合不全は
ストレスの蓄積により大人でも脳幹の「覚醒レベル」が高まり急に発症する事があります。
ハンガリーのセミナーではこれらの7つの感覚を更に細かくわけ、手で脳幹を触診しながら、どのような反応が起きるのか一つ一つ確認していきました。
脳幹でどのような事が起きているのか?
網様体で異常な道(神経回路)が出来てしまい
更に枝分かれしたり
異常や道が出来てしまっていたりするようです。
これは
感覚統合不全に限らず
慢性的な腰痛や肩こりなど
繰り返す症状(ギックリ腰など)も
このような異常な神経回路が出来ていると言われています。
深い霧の山道を歩いてしまっているのです。
網様体や前庭核は
筋肉のトーンの調整
ホルモンバランスの調整
自律神経系の調整などなども行なっていますので、このような問題も起きてくる可能性はあるかもしれません。
クレニオセイクラルセラピー 感覚統合 では
手を使い脳幹 網様体や前庭核にアプローチする事で
覚醒レベルを下げ
実際に
原始反射がある歳までに消失せず
その影響で側弯症になってしまい
もう少し酷くなったら手術と言われた方の背骨が真っ直ぐに近づいたり
身体中の力が抜けられなく悩んでいた方が
6・7割近く力が抜けられてリラックスできるようになったとおっしゃっていたりされています。
感覚統合不全に対しても
子供でも大人でも、個性なのか、ボーダーなのか、病院での介入が必要なのか様々なレベルがあるにしろ、今回学んできたクレニオセイクラルセラピーで「不快指数」を下げていくお手伝いが出来ると思います。